第7章

GM  はい、ルーディックの部屋の前に来たよ。
バート  ノックしてみます。
GM  返事は無いよ。返事は無いけど、知力ロールしてみて。冒険者レベルで。
バート  お、17。
リアンダ  10…(泣)
フェル  15。
GM  バートには何か物音が聞こえたよ。後、風の音が少し。
バート  風?…扉に鍵は?
GM  掛かってない。自宅の自室に、そうそう鍵掛けるか?(笑)
バート  それもそうですね。開けてみましょう。
GM  かちゃっ。中には誰もいない…が、洋服ダンスが開いてて中に梯子が見えるんだな、これが。
フェル  怪しすぎ!
リアンダ  下から見上げて、何が見える?
GM  天井(笑)。いや、本当に。上の階の天井が見えるよ。
バート  上ってみましょう。…あ、ねぇ、リューエさんとシルフィさんはどうしているんですか?
GM  何も言われなかったから、黙って付いてきてたけど?
リアンダ  じゃあ、下で持っててくれる?誰か来たりしたら教えてくれるとありがたいな。
GM  「判りました。」と、2階で待ってる。
リアンダ  じゃあ、上ろう。
GM  3階に出ると、目の前に扉があるよ。でも、今は開いてる。その向こうに見えるのはルーラル畑。
     更に向こうにはルーディックの後ろ姿と、頭上で両手を縛られてグッタリしているアイリの姿が見えるよ。
フェル  ルーディックが何してるか判る?様子を伺いたいんだけど。
GM  アイリは意識が無いらしくて、ガックリと首を垂れている。ルーさんは…そうだなぁ、どうしよっかなぁ?(笑)
アイリ  嫌ぁーっ!嫌ぁーっ!早く助けてぇっっ!!(悲鳴)
GM  ん、まぁ、手を出そうとしているところかな?(爆)
フェル  もうちょっと待てば、面白い光景が…(笑)
バート  待っちなすわぁ〜いっ!と、呼び掛けます。
GM  ビクッとして、バッと振り返る(笑)。「なっ、お前達はあの村の…どうやって、ここに来た!」と。
リアンダ  アイリを返しなさぁい!
GM  質問は無視か(苦笑)。「冗談ではない、こやつは既に私の物だ!」と言い返す(爆)。
フェル  えっ?じゃあ、2人は既にそういう仲に…?(爆)
アイリ  そんなこと、ないわぁいっっ!(泣)
GM  アイリは意識不明だから、聞こえてないの。さ、3人はどうするのかな?
バート  え〜っと、取り合えず近づきます。アイリを放して貰いましょうか。痛い目見る前に、僕の言う事に従いなさい。
フェル  グレート・ソード抜いたろ。
GM  ルーさんはニヤリと笑って、「それ以上近づくと、この少年がどうなっても知らんぞ?」と言いますが?
カルザス  アイリの安全第一な。
リアンダ  はっ!今、カルザスの声が!(笑)
バート  にっこり笑って「ウィル・オー・ウィスプ」。15です。
GM  抵抗は成功。ダメージをたもれ。
バート  2の…7の…全部で9…ですね。
フェル  その間に、アイリの所に全力移動。ちょっとは隙が出来るんじゃない?
GM  うん、いいよ。敏捷チェックしてね。
フェル  …(コロコロ)…やった、6ゾロ!
GM  じゃあ、アイリとルーさんの目の前まで来た。
フェル  剣をルーディックに突きつけて、大人しくしなさい!って言う。
リアンダ  あたしも行くね。
バート  僕もじりじりと近づきます。
GM  グレート・ソードを突きつけられちゃなぁ…ルーさん、動かない。
バート  アイリの両手を解きましょう。大丈夫ですか?
GM  両手を解くと、君にかぶさる様にして寄り掛かってくる。意識は戻らないね。で、アイリ?
アイリ  はい?何ですか?
GM  君は現在、生命力・精神力ともに10点減点されてるから。
アイリ  …は?10点もぉ〜っ!?(悲鳴)
GM  うん(あっさりにこにこ)。生命力・精神力自体が減少しているので、眠ったりしても回復しないよ。
     で、生命力の現在値は…3点?5点をきった段階から、意識が途切れている。
バート  アイリが目を覚ましませんねぇ…ルーディックさん、どうしたら意識が回復するんですかぁ?
GM  「ふっ、ルーラルに吸い取られた生命力は2度と戻らん。その少年は一生そのままだ。」
フェル  そんなはずないわ!何か隠してるでしょ?吐きなさいっ!
バート  フェル。言いにくいみたいですから、ちょっと剣で喉の通りを良くしてあげなさい。
GM  「まっ、待てっ!判った、話すから!」
バート  そうですか、それは何よりです。さ、教えて下さい。
リアンダ  バート、最強かも(ぼそっ)。
GM  「…ルーラルを使えば回復するさ。
     その少年の生命力で成長したルーラルを飲ませれば、吸い取られた分は返ってくる。」
フェル  えー?どれだか、判るの?
GM  それは探すしかない。ルーさんだって判らんわい。
バート  アイリの足元を調べてみましょう。黒くなりかけなんですよね?GM、判りませんか?
GM  それだけ限定してなら、プラス4で知力ロールしてみて。
バート  冒険者レベル?
GM  いや、知力ボーナスと2Dだけで。
バート  16でした。
GM  じゃあ、これじゃないかな〜ってのがあった。
バート  多分、これですぅ。アイリに飲ませましょう。
フェル  乾燥させて、煎じて飲むもんじゃなかったっけ?どうすんの?
バート  お台所を借りましょうか?
GM  そうやって、話していると…フェル、筋力とファイターレベル。
フェル  振るの?えっと…あちゃぁ、9だ。
GM  じゃあ、ルーさんが君を突き飛ばして逃げるよ。
フェル  しまったぁ!追いかける!
バート  じゃあ、僕はアイリを抱えて連れていきます…はっ!梯子はどうやって降りよう!?(苦笑)
GM  おぶっていくんだな。後、追っかける人は敏捷で振っておくれ。
フェル  敏捷ぅ〜?…10。ぷにゅ。
リアンダ  あたしね、10点貰うね。えへへ(苦笑)。
バート  まぁ、アイリが先ですね…
フェル  リューエさん達はどうした?大丈夫?
GM  下にいる。「まさか、上から人が来るとは思わなかったので…捕まえられなかったんです。ごめんなさい…」
リアンダ  まぁ、仕様が無いわよ。気にしないで。
フェル  それより、この子を何とかしないといけないの。お台所に行くから一緒に来てくれる?
GM  「判りました。」と言って、付いてくる。
リアンダ  で、お台所で…どうすんの?
バート  乾燥は、ちょっと省略しちゃいましょう。ルーラルをゴリゴリ…で、水で煎じて、さぁ飲め!(笑)
GM  …アイリ、意識不明ですが?

意識の無いアイリは、自分でルーラルを飲めない…じゃあ、どうするか。
ひとしきりモメた後、バートが口移しでアイリに飲ませる事になりました。
顔を覆った指の間から、覗く女性が2人…こら(笑)。

GM  じゃあ、バートが飲ませたって事で。アイリ、目を覚ましていいよ。生命力や精神力も回復している。
アイリ  はっ、バート…僕は一体…?
リアンダ  良かった。意識が無かったから、心配したのよ。
フェル  ルーディックに何もされなかった?(笑)
アイリ  あ、その事は思い出させないで(苦笑)。
GM  何もしてなかったよ。今のところは(笑)。
フェル  じゃあ、あたし達が来るのが遅かったら…!
GM  まぁ、そういう事さ(笑)。良かったね、アイリ。
アイリ  ねぇ、兄さんとティーは?一緒じゃないの?
バート  それが…見つからないんです。今から、探しに行きましょう。
GM  …という具合に部屋を出る訳だ。そこにルーさんが出てくるんだな。
     「先刻はよくもやってくれたな!思い知らせてくれるわ!」とね。
アイリ  兄さん達を、何処にやったの!?
GM  「くくっ、そう慌てずとも、今会わせてやるさ。さぁ出てこい!我が忠実なる僕よ!」と。はい、カルザス君。
カルザス  ……………え?
アイリ  …どういう、事ですか…?(汗)
GM  ルーさんに言われて姿を現したのは、他でもないカルザスだ。
一同  えぇーっ!?
ティー  …俺は?
GM  君はまだ牢の中(笑)。ゴメンな、もうちょっと待ってて。
ティー  皆…俺の事、忘れないでくれよ…(泣笑)
バート  後で、ちゃぁんと助けに行きますからね。
アイリ  取り合えず、兄さんを正気に戻さないと!