第1章

GM  じゃ、リューエさんと一緒に帰ってきたところから。
ティー  出迎えにいこう。あれ?アイリどうしたん?びしょびしょじゃんか。
アイリ  お風呂に行ってきていい?
GM  うん。リューエさんも行かせて貰うよん。
バート  事情が掴めませんねぇ…彼女がお風呂から出てきたら、少し話を伺っていいですかぁ?
GM  どうぞ。まだ事情を詳しく話してないんだから、知らないはずだ(笑)。
カルザス  それじゃ…何で溺れていたのか、理由を…
GM  「男達に追われていて…河岸に追い詰められた時に、足を滑らせてしまったんです…」
リアンダ  何で男達に追われていたの?理由、判るわよね?
GM  「はい…私が持っている物が、原因なんです。」
フェル  持っている物?
GM  えぇ…助けて下さったあなた方ですから、信じます。他人には一切話さないと、約束して頂けますか?
アイリ  えぇ、勿論です。
バート  どうぞどうぞ、山程信用して下さい。
GM  「これなんです…」と彼女が見せたのは、黒っぽい小さな粒だ。セージチェックして。
     アイリはヒーラーで振ってもいいよ。
アイリ  ん、じゃあ17。
リアンダ  11。
カルザス  10。
ティー  7…判る訳無いな(苦笑)。
バート  17ですぅ。
GM  じゃあ、アイリとバートは判るね。これはルーラルっていう花の種子だ。
バート  皆に、これルーラルの種子ですよぉって教えます。
GM  ルーラルについてどの位の知識があるか、2人はもう1回振って。
アイリ  ヒーラー使っていいの?…って、6ゾロでした。
バート  僕は16です。
GM  バートは、全体の5分の1位は知ってるかな?アイリはバッチリはっきり知ってる。
アイリ  へぇ…で、どんななのでしょう?
GM  はぃ(紙をアイリに渡す)。詳しくは、これを読んで。

ルーラルとは人間の生命力を養分にして成長する花であり、
成長しきったルーラルには犠牲者の精神力が蓄えられています。
ルーラルは乾燥させてすりつぶし、煎じて飲む事によって、飲んだ者の精神力(魔力)を増加させます。
蕾は白く、成長するに従って黒くなっていき、成長しきった時には漆黒の花弁となります。

カルザス  リューエさんは、何処でこの花の事を?
GM  ルーディック、という男爵のところで…
バート  ルーディックとは、どういう人物なのですか?
GM  ふふふ…カルザスが知ってるんじゃないかな〜?
カルザス  は?俺?知らんよ?何も聞いてないし…
GM  ふっふっふ…君のコップの下を見てごらん?

何と、カルザスのコップの下にしいてあったコースターの更に下に、ルーディックの設定を書いた紙が!(笑)

カルザス  …大変リッチで、権力がある。悪い噂もチラホラ流れているが、怖くて公に出来ない人ばかり、と。
         ルーディック、けしからん奴だな。
フェル で、リューエさんはルーディックとどういう関係なんですか?
GM  「私、男爵のところで働いていたんです。それで、偶然このルーラルを見つけてしまって…
     何とか告発しようと持ち出してきたんです。だから、男達が…」
リアンダ  見かけによらず、気丈な人ね。
GM  「このルーラルには改良が加えられていて…
     このルーラルに生命力を奪われて死んだ人は、男爵の忠実な僕になってしまうらしいんです。」
カルザス  普通のルーラルと男爵のルーラルと、違うって事によく気付いたな。
GM  「私の弟も、ルーラルのせいで…うぅ…おそらく、私への見せしめの為に…っ」
カルザス  うおぅっ!弟を!?何て可愛そうな!俺はそんな状況に陥ったら生きていけないっ!
フェル  そうでしょうね、あんたの場合(苦笑)。
GM  「死んでしまった弟は、もう還ってきません。ならせめて、もう2度とあんな事が起こらない様に、
     ルーラルを全滅させたいんです!…手を、貸して頂けないでしょうか?」
アイリ  僕達で、お役に立てる事があったら。
フェル  お手伝いするって事で、決まりでいい?(見回す)いいね。
ティー  美人は歓迎だから(笑)。
バート  じゃ、今日はもう休みましょうか。