第2章

フェル  部屋ってもう取ったの?
GM  まだじゃないかな?部屋割決めてね。

リアンダとフェルは2人部屋、残りの男性陣は5人部屋に4人で入りました。

GM  朝。君達のすぐ後で、もう1人2階から降りてくるよ。アイリ、知力とシーフで振ってみて。
アイリ  14でした。
GM  君は、その人が昨夜風呂で会った人と同じネックレスをつけている事に気付いた。
アイリ  あ〜っ、昨日のお兄さん〜って声に出して言うよ。
リアンダ  昨日のお兄さん?
カルザス  ピクッッて感じ(一同笑)。
GM  向こうも君に気付いたらしく、こっちに来て話し掛けてくる。「昨日の者だな。冒険者なのか?」
アイリ  うん、そうだよ。
GM  「少し、頼みたい事があるのだが…」
バート  それは、仕事という事ですか?
GM  「お前達次第だ。聞いてくれるか?」
カルザス  話だけでも聞いてみようか?
ティー  あ、じゃあ部屋でゴロゴロしながら聞きたい。
GM  いいよ。じゃあ、男性陣の部屋だね。
フェル  どんな人なの?
GM  ローブを着込んだ、背の高い男。顔とかは隠れてて見えない。
ティー  取りあえず、顔を見せてくんない?
GM  「…驚くであろうから、後にしたいのだが…」
バート  え?ああ、じゃあまずお話を聞かせて下さい。
GM  「遺跡の探索をしたいのだが、1人では心細い。一緒に来てくれる者を探している。」
リアンダ  遺跡って、何処にあるの?
GM  リファールから、徒歩で3日位の所だよ。
フェル  報酬は?
GM  「私の目的物以外の発見物と、それとは別で500ガメルだが…不満か?」
アイリ  目的物って、何ですか?
GM  「いずれ判る事だ。引き受けて貰えるか?」
バート  反対の人は〜?
一同  ………………………………………
バート  じゃあ、受けるという事で決定ですね。
ティー  商談成立ってコトで、顔を見せて貰おうか。いい男だったら、この話は無かった事に(笑)。
GM  彼は、ローブの頭のところをバサッと取った。その下に現れたのは…セージチェック。
バート  エルフは知ってるんじゃないでしょうか?
ティー  いいやん。これ位のレベルになってりゃ、皆知っててさ。
アイリ  …んじゃあ、知らなかった僕って一体…
フェル  ま、原住民だし(笑)。
リアンダ  ん〜と、エルフの宿敵!…って、口には出さないけどそういう顔をする。
GM  すると、彼はフッと笑って「そういう対応には、慣れている…」と呟く。
カルザス  む…何となく、可哀相。
アイリ  ほぇ〜?リアンダ、どうしてそんな顔をするの?
リアンダ  ダークエルフの解説(笑)を、アイリにしてあげよう。
アイリ  でも、この人が悪いコトした訳じゃないでしょう?ダーク…なんちゃらいうだけで、悪者扱いは良くないよ。
GM  ありゃ、ま、びっくり…という顔をしてるよ。
アイリ  自分がされて嫌な事は人にしちゃいけませんって、お祖父ちゃんが言ってたよ。
カルザス  兄さん、カンゲキ!
バート  もぅ、感動してます。おぉ〜いおいおい(泣いているらしい)。
ティー  …でさ、いつ出発すんの?
GM  「早ければ、その方がいいが…ああ、私の名前はセライリスだ。よろしく頼む。」
フェル  じゃあ、荷物とってきて、出発しようか。
リアンダ  …今回、私は単なる憎まれ役ですかぃ(泣)。
アイリ  泣かないで、リアンダ。良い子良い子(笑)。